
天然のインシュリンといわれる「イヌリン」という成分を豊富に含んでいるキクイモ(菊芋)は、健康維持のために注目を集めている野菜です。
植え付けから収穫まで10ヵ月と長いので、キクイモ専用畑にする必要があります。繁殖力が旺盛で何も手を掛けなくても簡単に育ちます。
冬に収穫後、小さい芋はそのまま土に戻しておくと、翌年に収穫できるまで成長します。
ひまわりのように真っすぐに茎が伸びて育ちます。
種から苗からどっち
キクイモは、種芋から育てます。ホームセンターなどでは、それほど数量が出回っていないので、インターネットでの購入をお勧めします。
→ 菊芋 種芋を探す
植え付け
キクイモは、日当たりの良い水はけの良い環境で育てます。ふわふわになった土が理想的です。
2月~3月に種芋を適当に離して植え付けます。広い畑でしたら50cm以上離して植え付けます。

地面からすぐに葉が開くのが特徴です。キクイモは、何もしなくても育ちます。勝手に大きくなりますので、手間いらずです。
肥料
元肥
最初に土づくりが必要なのですが、元肥は、化成肥料8-8-8などを耕したときに少な目に混ぜ込んでおきます。入れなくても大丈夫です。


収穫

キクイモは、上部が枯れてきたときが収穫の目安です。12月~2月くらいです。雪が降らない地域ですと3月くらいまで収穫できます。
枯れた茎の周りを、手ですくい取るようにするとキクイモが出てきます。

沢山収穫できそうなときには、上部を枯らしたまま土の中にそのままにしておきます。必要な時に掘り出せます。小さな芋はそのまま土に埋めておけば、翌年、また芽が出てきます。