葉や茎、種を食べられる「フェンネルFennel」は、セリ科のハーブになります。サラダに少し加えることで爽やかな味がアクセントになります。細長い葉と茎を使います。
また、株も大きくなり、食することができます。
今回は初心者でも出来るフェンネルの栽培方法です。
種から苗からどっち
フェンネルは、種から発芽し成長します。発芽するまでが水管理など必要ですが。ある程度の大きさになったら、ほったらかしでもぐんぐん成長します。
種から
種は、直接、畑にまきます。
4月に種をまくのがタイミング的に丁度良いです。ちょっと寒くても発芽さえすれば丈夫に育ちますので、3月でも暖かくなったら種をまきます。かなりの確率で発芽します。
間引き
フェンネルは背丈が1m以上になります。苗が大きくなってきたら、込み合うところを間引いて、最終的に大きくする株を残していきます。細い葉が細かく分かれていきます。葉にそれほど香りはなく、同じハーブのディルと比べると黄緑色の葉になります。
夏は、水切れにならないように、水やりをします。冬場は水やりは要りません。土の表面が乾いていても、フェンネルはかなり強いです。
肥料
元肥
最初に土づくりが必要です。苦土石灰を入れてやわらかい土にします。元肥は入れなくても大丈夫です。入れる場合は、化成肥料8-8-8などを少し入れておきます。
追肥
肥料には液体と固形があるのですが、固形肥料が使いやすいです。花が咲き始めたら土寄せと一緒に株元に少し追肥します。
病害虫
カメムシやいもむしなどが出ます。早めの発見で捕殺します。
収穫
収穫は、どこを食べるかで時期が変わります。
葉は、春から秋に背丈が20cmくらいになったら摘んで収穫します。なるべく若い芽を摘みます。摘んでも次から次へと若い芽が出てきます。
株元は、ある程度の大きさになったら収穫します。セロリと玉ねぎみたいな食味です。
種を取るときには、実が茶色に変わった時が収穫の時期です。
逆さにつるして乾燥すると種が落ちます。下に新聞紙を置いておくと種を集められます。